2016.05.13

33通の祖父の手紙

実家の物置から昔の手紙がたくさん出てきた。
その中に祖父の手紙が33通あった。

12歳の私が夏休みに家族で田舎に行ったときに
こっそり、床の間の壺の下に紙きれを隠してきた。
そして自宅に戻ってから私は祖父に手紙を書いた。
「床の間の壺の下を見てください」

「お返事ください」というようなことを紙に書いて隠しておいたのだ。
おじいちゃんが「?」と壺をひっくり返して私の紙切れを見つけてくれるさまを
想像してわくわくして返事を待った。

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1通目の祖父の手紙にはその様子がかかれていて
「健康は一生宝」という書が同封されていた。

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6年生の私がその折々の行事などを書いて送ると
運動会の時には「祈必勝」と。

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試験の時には「努力」などとテーマにあった書を送ってくれた。

冬の自転車通学時にしもやけになって痛いなどと書くと
「紙袋をはいてから靴をはいたらどうか?」

それは無理じゃないかな~と思ったけど、今日の東京新聞に
非常時の新聞の使い方というのがあって、
体に巻き付けて毛布のかわりにする、腹巻のかわりに、足に巻き付けて靴下のかわりに
と結構新聞紙は暖かいのだ。
案外いいアドバイスだったのね。

6年生から中2まで3年間続いた私と祖父の文通。
いま、祖父の年齢にだいぶ近づいた私が読み返すと
祖父が私の手紙をとても楽しみにして待っていてくれたこと、
寂しかったこと、丁寧に書かれたきれいな文字にしみじみとした気持ちになった。

母にも見せてあげようと思う。


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