2008.11.18

静けさの音が聴こえる「ハンマースホイ」

新日曜美術館で放送されたデンマークの画家
「ハンマースホイ」の絵は心に沁みた。
フィンランドにいた時の静けさの音を懐かしく思い出す色だった。
静寂の音だ。

色の種類は少なく見えるけど
白にもたくさんの白があるように
彼の色には意味があるように思えた。
ストーリーや意味をおしつけない、感情の一こまのような
記憶の一瞬のような構図。

日本の生活の中で全く音がしないなんてほとんどあり得ない。
私はフィンランドに留学している時
「シーン」という音を一度だけ体験したのだ。

真夜中2時頃、
雪が積もって街は寝静まり
自動車ももちろん走ってないし、
全く音のないオレンジ色の空。

1864~1916年に生きた彼の絵が
今の色とりどりの音の氾濫した私たちの世界に
しみじみと入ってくる。

12月7日まで
上野の国立西洋美術館

是非彼の絵を見たい。

新日曜美術館
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