つみきのいえ

2009-02-27

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アカデミー賞アニメーション部門受賞の「つみきのいえ」

加藤久仁生監督による日本の短編アニメーション映画である。
私はまだ見ていないけど、魅力的な絵だ。
ストーリーもいい。
一人暮らしの老人が海面上昇のため上に上にと
建て増される家で暮らしている。

きっと淡々とした映画だろう。
レイモンドブリッグズの絵本と印象がだぶった。
鉛筆で8ヶ月の制作期間、これだけ長い時間ひとつの作品に向き合い続けるということは
その作品に相当の力がないと続けられない。

私も「メッセージ」というタピストリー(260x300㎝)を9ヶ月かかって織った。
ウールや綿、麻、レーヨン、たくさんの糸を撚り合わせながら
織ってはほどき、下から織り始め、椅子の高さを段々高くして
経機で織った。

加藤久仁生さんの仕事場は小さい部屋だ。
机の上に鉛筆、ひたすら描き続ける日々だったろう。

海面上昇でどんどん上に上にと家を積み木のように
建て増す、というのがお話に特別の意味を加えているのだろう。
海面から上と下できっと時間や思い出も平面の絵から感じられるのだ。

これが現実的に考えると、海面の下が木造だと腐っちゃうから
「鉄塔に番地が書いてあって
そこに、ロープでつないだ船で暮らしている」
なんていう絵になると平面的でつまらなくなるものなぁ。

見る人ひとりひとりにとって大切なものとは、幸せなことは何か、
やがて来る悲しみや孤独の意味は?
きっといろんなことを感じる映画なのだろう。

 

reireiさんのコメント

>せんせい

私もどうして鉛筆なんだろう、って思ったのですが、仕事場を見て理解しました。
8ヶ月もかかったなんてね。
こういうこつこつと積み上げていく仕事が評価されたこと、
日本人も捨てたもんじゃないな~と思います。
もちろん彼の才能も素晴らしいのだろうけど。

せんせは、武器がたくさんありすぎるんじゃないの?

せんせいさんのコメント

受賞コメントで

THANKS MY PENCIL

と言っていたのが印象的でしたね。

「その人ならではの武器」と「根気」を持っている人は、
無条件で尊敬しちゃいます。

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プロフィール

reirei

Author:reirei
京都とフィンランドで織物を学び、絵画的なタピストリーやマフラー、テーブルリネン、帽子などを製作、発表、販売しています。
フィンランドのクビカス織りという技法で森やうさぎのモチーフのタピストリーを製作しています。
作品等はリンクの「アトリエ森響舎」をご覧ください。

ギャラリーでの展覧会のほか、注文制作も承ります。

2010年5月にアケボノインコの男の子をお迎えして毎日が育児。

好きなもの
「藤巻亮太」
「庭仕事」「カンテレ」「オカリナ」
コザクラインコ(ぴーち)2009.10永眠
アケボノインコのノアちゃん 2010.5.23お迎え

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