落ち葉の言葉

2011-09-22

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台風15号は日本列島直撃で、各地に被害をもたらした。
近づくほどに、最大級の警戒を呼びかけるテレビ。
前日から雨戸を閉め、物干し竿やハンガーなど飛びそうなものは降ろして置いた。
外に出ないようにして雨と風が通りすぎるのをひたすら待つだけ。

台風の目の左側だったため、それほどの雨風の被害もなく、
スピードも上がったので無事にやり過ごすことが出来た。
川が氾濫したり床上浸水したり、山がくずれて家が押し流されたり、
腰まで水につかり避難している人たちの映像を見ていると
晴れた朝に洗濯物を干している自分の何気ない日常をありがたく思う。

ベランダや、屋根にたくさんの落ち葉が散らかっている。
それらを拾い集めてごみ袋に入れる。
いつもなら「こんなに葉や枝が落ちていやだな~」と思っていた近くの大きな木。
しかし、こんな大きい台風が来ても私の家が無事なのは、
この大きな木が風を受けてくれているからなんだろうと思った。

冬の日当たりの悪さと寒さに恨めしく思う事が多かった大きな木たちに
「ありがとう」って気持ち。
嫌なことでも裏返せば役に立っている事も多いだろう。
大変な被害を受けた人たちに比べたら雨樋や庭の落ち葉掃除くらい
どれだけ穏やかで平和な作業であろうか。

自然災害だって突然始まったわけじゃない。
ものすごく小さな積み重ねが膨大な時間続いて人類がまねいたことだ。
世界のどこかで起こっていることは自分には関係ないと思っていたひとりひとりが
そうじゃないことにやっと気づいた。

1枚の落ち葉が教えてくれる。

reireiさんのコメント

>こうたろうさんへ

自分に都合の良いことだけを見ていたら気づかないことがいっぱいありました。
悪いところのほうが目立つし、イヤだし、強い印象があるんですね。

ニュースで鉄道が不通になって沢山の人たちがバスを待って並んでいる姿が小さいアリのように見えました。
ただただ待っているだけしか出来なくて本当に自然の前では人間は無力なのかもしれません。

それでも今までの経験や知恵で生きて行かなくちゃいけないんですよね~。

こうたろうさんのコメント

詩人のような文章に心打たれてしまった。
季節のうつろいや地球の変化に敏感なんだなと。
いつの間にか人間は自然と共生していることを忘れてしまってるのかもしれませんね。
台風直撃の夜鉄道が止まってしまい歩いていたらいつの間にか風の力で背中を押され自然に走り出していました。
ああ、地球における人間のなんと無力なことか

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reirei

Author:reirei
京都とフィンランドで織物を学び、絵画的なタピストリーやマフラー、テーブルリネン、帽子などを製作、発表、販売しています。
フィンランドのクビカス織りという技法で森やうさぎのモチーフのタピストリーを製作しています。
作品等はリンクの「アトリエ森響舎」をご覧ください。

ギャラリーでの展覧会のほか、注文制作も承ります。

2010年5月にアケボノインコの男の子をお迎えして毎日が育児。

好きなもの
「藤巻亮太」
「庭仕事」「カンテレ」「オカリナ」
コザクラインコ(ぴーち)2009.10永眠
アケボノインコのノアちゃん 2010.5.23お迎え

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